相談件数の多い虫達 ダニ

一概にダ二といっても色々な種類がいてその被害及び出没する所も千差万別です。人間が生活する家庭・会社・屋外、また食品・植物・動物にも生息が見られます。近年人間に問題になる代表的なものを紹介しましょう。

吸血するダニ
マダニ

(イエダニ・マダニ・ワクモ・トリサシダ二)
 イエダニはネズミに寄生するダ二で、天井裏にネズミの巣があると下で生活をしている人が被害にあったりします。人に移って吸血しますが直後は気付かず、時間が経つと強い痒みが1週間から10日間位続きます。
 ※マダニは屋外の草むら等に生息しています。ワクモ・トリサシダニは鳥類に寄生しています。
ニワトリ等にも寄生、またスズメ・ムクドリなどの野生種にはほとんど鳥に寄生しています。 

皮膚炎や喘息の原因になるダ二
ヒョウヒダニ

(チリダニ類・ツメダニ類・チリダニ類)
 室内のゴミや塵・乾燥の悪い布団などで人のフケや垢を食べて生活しています。
 ダニの糞が室内で埃や塵と共に風などで舞い上がり呼吸で体内に取り込まれ、喘息やアレルギーを起こすので問題になっています。
 ツメダニ類は他のダニを食べる肉食性のダニで室内が不潔で他のダニが多くなると発生します。
 吸血はしませんが人を刺し皮膚炎の原因になっています。

ダニを予防するには

ダニの予防は1にも2にも室内の清潔です、常に室内の清潔を心がけ吸引力の強い掃除機を使用しこまめにお掃除をして下さい。
 布団や寝具の日干しはあまり効果がありません、これらにも掃除機をかけるとダニには有効 です。ダニは小さくて見えませんので(良く見ると見える物も有ります。)体が痒いとダニだと言う人がいますが、その判定は専門家に依頼しましょう。
 ただ薬をまいて殺してもダニの死骸を人が吸い込めば喘息はおこりますし、室内の消毒でヒゼンダニの被害は止まりません。ダニの駆除は難しいので専門家に依頼しましょう。

 

 

ダニの防除

数ある衛生害虫駆除の中でも、ダニの駆除は最も難しい仕事と言えます。
 ダニに刺されたらしい、と言う不確定な情報だけで殺虫剤の処理をすると、かえって生息条 件を好転させたり、もともといないものを相手にしたりする恐れがあるからです。その被害は 本当にダニなのか、ダニならばどのグループのダニなのかを正確に把握する事が重要です。 >>詳しくはコチラ